
ランドセル選びは、お子さまの6年間を支える大切な決断です。このコーナーでは、ランドセル選びを控える保護者の方やお子さまに向けて、注意すべきポイントを「警告」として厳しく、あるいは「失敗しないためのアドバイス」として優しくお伝えします。知らず知らずにとりがちな行動や、SNSやブランドのストーリーに惑わされないための注意点をまとめましたので、ぜひ参考にしてください。
ファッションショーは避けましょう。意見の違いは自然なことです
特に女の子の場合、さまざまなランドセルを背負って試したり、比較したい気持ちはよくわかります。しかし、お子さまは人形ではなく、意思を持った存在です。ファッションショーのような選び方をすると、色やデザインばかりに目が行きがちになり、親子で意見が対立する可能性が高まります。ランドセルのフィット感、強度、収納力を優先しつつ、現代ではデザインも豊富に選べる時代です。ファッションショー的な選び方は避け、機能性を重視した選択を心がけましょう。
見せすぎに注意。実物を見に行くのは3~4件に絞りましょう
このページをご覧の方は、きっと「お子さまに最適なランドセルを選びたい」と真剣に考えていることでしょう。その気持ちはとても大切ですが、選択肢をあまりにも多く見せすぎると、お子さまが混乱してしまうことがあります。まずは保護者の方である程度の方向性を決め、候補を3~4件程度に絞り込んでから、お子さまと一緒に見に行くのがおすすめです。お子さまの体力や集中力にも配慮して、楽しく選びましょう。
「成長すればどれも同じ」は誤りです
当社では平日であれば、大人の方でもランドセルのフィッティングを体験できます。これは、通常のベルトと負担軽減機能付きベルトの違いを明確に感じ取れるためです。成長に伴い、負担軽減効果は多少薄れるかもしれませんが、その効果は持続します。「どれも同じ」と考えるのは、選ぶ側の思い込みです。お子さまの健康を第一に、しっかりフィッティングを確認しましょう。
負担軽減が優先なら…辞めましょう
「子どもの身体への負担を軽減したい」「フィッティングを重視したい」と考えるなら、試着の際にお子さまが気に入りそうなカラーやデザインのランドセルを選ぶのは避けましょう。理由は、大人も子どもも同じで、「気に入ったものはきつくても気にならない」と感じやすいからです。「今日はちょっとむくんでるけど大丈夫」とデザイン優先で選んで後悔した経験はありませんか? まずはお子さんが選びそうにないカラーでフィッティングを行い、「色は後で選べるよ」と伝えて、機能性を優先してください。
昔のイメージで選ぶと失敗します(強度・収容力)
SNSなどで「〇〇は丈夫で定評がある」といった情報を見かけますが、ランドセルは日々進化しています。昔のイメージや噂だけで選ぶと、失敗するケースも少なくありません。各メーカーや工房の製品を、ぜひ「見て、触れて」判断することをおすすめします。実際の品質を確かめることが、失敗を防ぐ鍵です。
人気ランキングや宣伝を鵜呑みにしない
お店やSNSで「〇〇が人気No.1」「今年のイチオシ」といった宣伝をよく見かけますが、これは「お店が売りたい商品」や「アフィリエイトで利益を得やすい商品」を強調している場合もあります。実際のデータは公開されていないことがほとんどです。広告やランキングに惑わされず、お子さまにとっての「本当のNo.1」を見つけることを優先しましょう。
メンタル・考え方編・最後に一言
ランドセル選びは、どこで購入し、どの商品を選ぶかは最終的に保護者の方が決めるものです。そのため、まずはお子さまにとって必要な機能や不要な要素を整理し、慎重に考えてあげてください。もしご縁がありましたら、ぜひランドセル選びのサポートをさせていただきます。お気軽にご相談ください!



